
「数学が全くできません。偏差値43とかです。まず何から始めればいいですか?」
こういった疑問に答えます。
- 本記事の内容
- 数学の偏差値43の人は白チャートを使おう!
- 数学はとにかく基礎が大事な科目です
- 白チャートを極めれば、共通テスト6割も夢じゃない
数学は大学受験で大きなウエイトを占める科目です。
やらなくてはいけない問題数も多いし、ある程度成績が上がるまでにかなりの時間を必要とします。
ですが無理のない範囲でコツコツ進めれば必ずできるようになります。
この記事では、数学が本当に真っ白なくらいわからない人向けに、どう取り組めばいいのかをまとめました。
数学が苦手で困っている人の助けになれば幸いです。
それでは本題に入りましょう。
【前提】数学は基礎を無視して先に進んではいけない科目です


高校に進学して、高校数学を新しく始めた人や、受験を意識して数学を基礎からやり直したい人に最初に肝に命じておいてほしいのが、数学というのは基礎から積み上げていかなければ成績は決して伸びない科目だということです。
教科書レベルの基礎をすっ飛ばして、いきなり難しい問題に取り組んだり、自分のレベルに見合わない問題集をやっても時間の無駄に終わります。
僕自身、数学の偏差値が43からのスタートで、最初はひたすら青チャートの暗記に取り組んでいましたが全く成績が上がらず、時間を超絶無駄にしてしまったことがあります。
これから数学を始めるという人は、自分の力を過信せず、徹底して基礎レベルから取り組んでいってほしいと思います。
数学の基礎レベルって具体的にどのくらいのレベルのことを言ってるの?


そもそも論として、基礎レベルとか、標準レベルとか、上級レベルとか言われても、どの問題がどのレベルなのか、最初は全くわからないと思います。
なので至極単純に定義すると(本当にざっくりとです!)
- 基礎レベル:教科書レベル
- 標準レベル:共通テスト〜中堅国立大学文系レベル
- 上級レベル:国立大学理系〜難関大学レベル
くらいの分類になると思います。
そして、数学初心者が最初に手をつけるべきなのがこの基礎レベルになります。
ありがちですが、学校の授業すらついていけない人が基礎レベルをすっ飛ばしていきなり青チャートを始めるのは時間の無駄です。
数学という科目自体嫌いになるかもしれないのでやめましょうね。
偏差値43程度の数学初心者は白チャートから始めるべきです


偏差値が40台しかない、つまり学校の授業すら理解できない人には白チャートをオススメします。
上記で書いた通り、偏差値40程度の人が難しい問題集に手を出しても時間の無駄です。
むしろ基礎からみっちり勉強した方が早く成績は上がります。
白チャートの問題数


白チャートって、そもそも何題くらい問題があるんですか?
白チャートの例題数だけをまとめます。
- 数学1A:268題
- 数学2B:335題
- 数学3:218題
…..かなり多いですね。
数学3を省いたとしても、数学1A2Bで合わせて603題もの解法に触れなくてはいけないのです。
共通テスト対策だけでも、約600題の解法を暗記する必要があります。
この量は本番直前1、2ヶ月でどうこうなる量ではありません。
なので数学は、できるだけ早くから手をつけるべき科目なのです!
白チャートを完璧に暗記すれば共通テストで6割も夢じゃない!


白チャートはあくまでも基礎レベル、言い換えれば学校の教科書レベルの問題集です。
共通テスト(旧センター試験)は、その教科書の範囲・レベルからの出題になっているので、白チャートを極めることはイコール共通テスト攻略に直結します。
なので、
- 数学が全くわからない、授業についていけてない
- 数学が受験で必要だけど、どこから手をつけていいかわからない
- 何の参考書を使えばいいのかわからない
という人は、学校の教科書と授業をベースに白チャートを極めていくことに専念すればいいのかなと思います。
そして、センターの過去問や、共通テストの予想問題、模試などで腕試しをして、6,7割以上取れれば数学の基礎は完成したと考えていいでしょう。
そこから国立理系を受験する人は白チャート数学3に進んだり、黄・青チャート1A2Bに進んだり、必要に応じて学習を広げていってもらえればと思います。
やる気が出ないのはゴールが見えないから


数学にせよ、他の科目にせよ、勉強する気が起きない人は多いと思います。
僕もこの点に関してはヒドイ人で「今日は休みだから13時間勉強するぜ!」とかイキがっておいて、結局30分しかやってないことなんてザラにありました。
でもこうなってしまうのは、ゴールが明確になっていないからだと思います。
マラソンで例えると、何キロ走ればいいのかもわからずに、ひたすら走り続けなければならないようなもので、嫌になってダウンしてしまう方が普通です。
ですので、キチンと数字で目標を立ててあげることが大切なんだと思います。
数学の偏差値40くらいの人の目標


ということで、数学の偏差値が40台の人はとりあえず、
- 白チャート1A2Bを手に入れる
- 学校の授業と教科書をベースに1単元ずつ確実に解法を暗記していく
- センターの過去問(もしくは共通テストの過去問)を解いて6割以上とる
この三点を念頭に置いて取り組んでみるといいと思います。
上記でも触れましたが、白チャートは1A2Bで603題です。
少ない数字ではありませんが、逆に言えば603題というゴールが明確になっているとも言えます。
終わりが見えないマラソンを延々と走り続けるよりかは遥かに楽でしょう。
とにかくやってみよう!


受験でも何でもそうですが、
- 行動しないことには何も始まりません!
- 行動しない人は何も得ることができません!
- 行動しない人は何1つ達成できません!
今、あなたが何かキッカケがあって数学の勉強をしてみようと思ったのなら、すぐに行動してみましょう!
ちょっとしたキッカケや、思いつきが人生を大きく変えてしまうこともあります。
自分の中でそういう想いが湧いたのなら大切にしましょう。
頑張ろう! 受験生!!