
「数学をゼロから始めて、最短で偏差値60くらいまで成績を上げる方法が知りたいです。必要な問題集や勉強法があれば教えてほしいのですが…。」
こういった疑問にお答えします。
- ゼロから最短で数学を攻略するために必要な問題集のルート
- それぞれのパートで使う問題集をかんたんに解説
- 数学は大変ですが、やり方やルートを間違えなければ一年切っててもなんとかなります
こんにちは、しゅんすけです。
今回は、偏差値40台くらいの人が大学受験の数学をゼロから攻略するための最短ルートを解説します。
もう受験生なのに、数学の学力が絶望的な人には参考になる内容です。
国立大学・私立大学、両方OK!
それでは本題に入りましょう。
数学をゼロから始めて偏差値60くらいまで伸ばす最短ルート


最初に結論。
- 入門問題精講(数学初心者はココから!)
- 基礎問題精講(ある程度できるならココから!)
- 青チャート(黄チャートやFocusGoldでもOK!)
- 大学への数学・1対1対応の演習(時間があればやったほうがいい)
- 共テ&志望校の過去問(これで仕上げ!)
これが最低限やるべきことをやりつつ、その上で、必要な参考書も絞り込んだ最短ルートになります。
最短で攻略すると書きましたが、偏差値60を目指すなら、これくらいは必要です。
※間違っても「初心者が2週間で共通テスト8割とる方法」みたいな問題集には飛びつかないように!
最短ルートを詳しく解説


上記の数学攻略最短ルートを具体的に解説します。
入門問題精講
偏差値40台の数学ガチ初心者はコレから始めましょう。
「入門問題精講」は、数学の基礎の基礎が学べる参考書で、まずはこれでパパッと数学の全範囲を終わらせます。
■ポイントは2つ
このレベルでのポイントは、
- 素早く全範囲を終わらせること
- 深追いしすぎないこと
この2点です。
入門レベルでは、あくまでも数学のすべての範囲を浅く学習するのが目的になります。
なので、ここに半年かけるとか、わからない問題を延々と考え続けるとかはNG行為です。
※わからない問題は、この後の基礎レベルや標準レベルの参考書をやってるうちにわかってくるので、あまり固執しないようにしましょう。
基礎問題精講
次が「基礎問題精講」
上記の「入門問題精講」の上位版です。
つながりが良いのでこのシリーズで統一します。
解説の詳しさならマセマシリーズの方が優れていますが、問題数と解説のバランスなら精講シリーズの方が良いです。
好みによりますが、参考書マニアになっても仕方ないので、ここでは基礎問題精講を使います。
⬛この参考書の使い方も「入門」と同じ
- 全範囲を素早く終わらせること
- 深追いしないこと
この2点は守りましょう。
受験数学のメインパートはあくまでも次の解法暗記です。
どの道、解法暗記でわからないことがあれば、「入門問題精講」や「基礎問題精講」に戻ればいいだけなので、ここはある程度の適当さも大切です。
⬛Q:入門精講をやれば基礎問題精講はいらない?
A:いや、いります。
この後の、チャート式を使った解法暗記を要領良くやるためにも、いります。
ここで手を抜くと、次が苦しくなるので、両方やるべきです。
⬛数学がある程度できるなら基礎問題精講から始めてもOK!
高1レベルの数学ができない人は、問答無用で入門問題精講から始めるべきです。
ですが高3生や浪人生で、ある程度数学をやってきた人は、基礎問題精講から始めても問題ありません。
普通にできるはずなので、そういった人は入門は飛ばして基礎問題精講から始めましょう。
青チャート
3番目が「青チャート」での解法暗記になります。
繰り返しになりますが、この段階が受験数学のメインパートです。
当然、時間もかかりますし、一番大変なところです。
気を引き締めて取り掛かりましょう。
※志望校のレベルや好みに応じて、黄チャートやFOCUSGOLDでもOKです。
⬛青チャートはどう使う?
1単元ずつ、確実に、解法を覚えていく。
基本はこれだけです。
ポイントは自力でやろうとしないこと。
問題を読んで、数秒間だけ考えて、すぐに解法を見て、理解し覚えていく。
このやり方なら、10〜15分ほどで1題ずつ覚えていけるので手早く進めることができます。
逆にダメなのは、1題ごとに考え込んでしまうことです。
1題につき1時間とかかけてると、永遠に終わらないのでスピードは意識しましょう。
このパートはあくまで解法を暗記することが目的なので、自力で解くことに執着する必要はありません。
⬛どうしてもわからない問題に出会ったら?
勇気を出して、飛ばしましょう。
今はわからなくても、時間を置くと突然わかるようになるケースもあります。
僕はこれを「理解がついて来る」と表現しています。(たぶん誰かの受け売りです。)
要は、どうしてもわからない問題にぶつかったら、理解できるところまで確認して、あとは放っておく。
数日か数週間後にまた同じ問題をやると、霧が晴れたように、パッと理解できる。
こんな感じです。
これだけだと意味わかんないと思われるかもしれませんが、数学という科目は、こういったことがよく起こる科目です。
なので、どうしても理解不能な問題に出くわしたら、勇気を持って飛ばしてください。
勉強していく中でわからないものがあれば、「入門問題精講」や「基礎問題精講」に戻って解決するのも大切ですが、深追いは時間の浪費に繋がるので注意が必要です。
大学への数学・1対1対応の演習
1対1対応の演習は、記述力をつける訓練を積むためにオススメしたい問題集です。
■時間がないなら飛ばしてもいいけど…
できれば触ったほうがいいと思います。
青チャートを使っての解法暗記は、作業効率はいいんですけど、解法がコンパクト過ぎて本番向きじゃないんですよね。
1対1対応の演習は実際の二次試験っぽい構成になっていて、過去問演習の前にこれをやっておくと、いい橋渡しになるので、やる価値のある問題集です。
どうしようもなく時間がない人は、青チャートから過去問へ行っても大丈夫。
共通テスト & 志望校の過去問
最後が、共テと志望校の過去問演習で仕上げです。
過去問を解き、弱点を見つけたら青チャートなどに戻り確認する。
これを繰り返し、合格点までいけばOKです。
数学の勉強は大変ですが、正しいやり方&ルートなら、1年切ってても大丈夫です!


数学は範囲も広いし、癖のある科目です。
苦手意識を持ってる人も多いでしょう。
ですが、それだけの理由で勉強を放棄したり、志望校を変えたりするのは勿体無いです。
それは、正しいやり方と問題集のルートを間違えなければ、ある程度の成績なら誰でも取れるからですね。
■受験本番まで1年切ってて絶望的な状態でも大丈夫!
上記で書いたルートで勉強すれば、数学初心者でも、偏差値60までなら1年あればもっていけます。
本番まで1年切ってても諦めないで、最後まで頑張り通してください。
- 数学ゼロから偏差値60くらいまでの最短ルートまとめ
- 入門問題精講(数学初心者はココから!)
- 基礎問題精講(ある程度できるならココから!)
- 青チャート(黄チャートやFocusGoldでもOK!)
- 大学への数学・1対1対応の演習(時間があればやったほうがいい)
- 共テ&志望校の過去問(これで仕上げ!)