『英語は小さい時からやらないと耳ができないから、大人になってから始めても聞き取れるようにならないよ。』
これ、英語学習界隈でよく聞く話です。
これを信じて、子供を英会話教室に通わせる人や、大人になってからの語学学習を諦めてしまう人も多いと思います。
かく言う僕も、最近まではこの説を信じてました。
ですが、あれ…?
別に子供の頃から英語を習わなくても、大人になってからきちんと習えば普通に聞き取れるけど?
という体験をしたので記事にしてみようと思います。
『ハムンネッグス』って何かわかりますか?

ハムンネッグス。
これ、ある英単語の組み合わせです。
わかる人はいいのですが、これが何を意味するのかわからない人に質問。
『100回聞いたらわかるようになりますか?』
ちなみに僕は無理です。
100回も聞いてないけど、たぶん無理。
仮に100回聞いたら理解できるようになるとしても、一つの単語にそんなに時間を割いてはいられない。
ハムンネッグス
ハムンネッグス
ハムンネッグス
習ったら一瞬で理解できた!

ある日いつものようにスタディサプリで英語の勉強をしていた時のこと。
関先生(英語講師)が発音について触れるシーンがありました。
『弱系』の話で、要するに書いてあるけどほとんど発音されない字のことです。
例えば、『and』は日本語では『アンド』と読みますが、英語だと『ン』としか発音されないそうです。
そこで例として出てきたのがハムンネッグス。
ハム ン エッグス
ham and eggs
そう、ハムンネッグスの正体はハム卵のことです。
『and』を『ン』としか発音しないのと、後ろのeggsの頭文字の『e』(母音)とくっついて『ネッグス』と聞こえるという話です。
ハムンネッグス
ハム ン ネッグス
ハム アンド エッグス
ham and eggs
どうでしょうか?
今のこの説明で30秒もかかってないはずです。
習えば一瞬で理解できます。
意味もわからず50回100回聞くより、習ったほうが早いですね。
ところが、学校の先生は『何十回、何百回と聞けば次第に聞き取れるようになるよ』の一点張り。
普通に時間の無駄だし、どうしてそう聞こえるのかを教えるのがアナタの仕事なのでは…?
どうして『習うより慣れろ』なの?

ハムンネッグスの例でもわかるように、無駄に回数を重ねるより、習ったほうが圧倒的に早い!
ではなぜ『習うより慣れろ』なんて考え方が存在するんでしょう?
考えられる理由は二つ
- 学校の先生の知識不足のため
- 幼児・子供に発音の理解は難しいため
学校の先生の知識不足のため
学校の先生と言っても様々な方がいらっしゃるので一概には言えませんが、少なくとも僕に限っていえばハズレだったと思います。(先生ごめんなさい!)
どう考えても教えたほうが早いのに、『CDをひたすら聞いて慣れろ!』なんて非効率すぎる…。
もしかして先生もわかってないんじゃないの…?
そもそも先生の英語の発音も純日本人の発音(カタカナ英語)だし…。
全ての先生が知識不足・技術不足というわけではないのでしょうが、未熟な先生が多いのも【習うより慣れろ】を普及させる理由の一つなんじゃないかと思います。
幼児・子供に発音の理解は難しいため
これは仕方ないですね。
2歳の子供に向かって、発音記号の説明をしても理解できるわけない。
そんな不毛なことをするより、かんたんで楽しい歌なんかを使って【音】で覚えてもらうほうが理にかなってます。
こういうケースでは【習うより慣れろ】が正解ですね。
習ってもわからない!慣れるほうが早い人もいる

確かに英文法の参考書は分厚いし、あんなものを見てやる気が起きる人の方が少数派に決まってます。
それに習ったからといって、全て理解できるわけでもないし。
僕も中学・高校時代、英語は全く受け付けない人でした。
どうして日本人なのに外国語の勉強をしないといけないのかがそもそも理解不能だったので、そこから説明して欲しかった。
だから【習うより慣れろ】派の意見もよくわかる!
小難しい理屈を習うより、かっこいい洋楽を聞いたりしているうちに英語が話せるようになるなら、そっちの方が楽だし、楽しいに決まってますもんね。
だからこのへんは、先生の指導法に従うより、自分の適正を確かめて勉強法を変えるのが正解なんだと思います。
結論:英語はどう考えても習った方が早い!

結局のところ、習った方が早い人もいるし慣れた方が早い人もいる。
だからどっちが正解!というわけではありません。
ですが、少なくとも僕は【習う方が楽だったし早かった】ので、まぁこういう考えもあるんだよと思い記事にしてみました。
CDを何十回と聞いてるけど、なんて言ってるのか聞き取れなくて悩んでる人は一度【英語の発音を習ってみる】のはいかがでしょうか?
※ちなみに今回の『ハムンネッグス』の話は、スタディサプリ大学受験講座の英文法の講座で学びました。
発音やリスニングがメインの講座ではありませんが、ハム卵の他にも、
- would have p.p:ウダブ ピーピー
- might have p.p:マイタブ ピーピー
など、ちょいちょいこの手の話題が出てくるので重宝してます。
ご参考までに…。