
「仮想通貨(暗号資産)のポルカドットってどんなコインなんだろう?特徴や将来性なんかについて知りたいな。」
こういった疑問にお答えします。
- 本記事の内容
- ポルカドットの基本的な情報とその特徴
- ポルカドットの価格推移と将来性
- ポルカドットを購入できる取引所
- この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、仮想通貨に実際に投資している者です。ビットコインを中心に、複数のアルトコインにも投資しています。
仮想通貨(暗号資産)であるポルカドット(Polkadot)について調べて記事にまとめたので、これを読んで勉強しましょう。
内容的に難しいなと感じる人は、わかる部分だけひろい読みでもOKです!
それでは本題にまいります。
ポルカドット(Polkadot)とは?


ポルカドット(Polkadot)とは、WEB3.0(分散型WEB)の実現化を目的としたプロジェクト(または、ブロックチェーンの名称)のことです。
そして仮想通貨ポルカドットとは、そのブロックチェーン上で扱われるトークンの名前のことですね。
ブロックチェーンという技術を使って実現される、分散型(非中央集権型)の新しいwebの形のこと。
- WEB1.0:ユーザーが、ホームページやサイトなどを一方的に見るだけの世界
- WEB2.0:SNSを使って、発信者とユーザーが双方向的にやり取りする世界
現在はWEB2.0の世界ですが、これがさらに進化していくと言われています。
ポルカドット(Polkadot)の基本的な情報のまとめ
通貨名称 | Polkadot |
ティッカーシンボル | DOT |
発行元 | Web3 Foundation |
発行日 | 2020年5月26日 |
オリジナル開発者 | ギャビン・ウッド |
価格(2022年12月) | 637円 |
時価総額(2022年12月) | 732,000,000,000円 |
総供給量 | 10億DOTトークン |
時価総額ランキング(2022年12月) | 12位 |
取扱取引所 | bitFlyer、BITPOINT、GMOコイン、他 |
公式ホームページ | https://polkadot.network/ja/ |
ポルカドット(Polkadot)の特徴


次にポルカドットの特徴について解説していきます。
- インターオペラビリティの実現化
- スケーラビリティ問題の解決
- パラチェーンの間で通信が可能になった
- サブストレートの一般提供
- 高いセキュリティ性を実現
ポルカドットの特徴は大きくこの5つに集約できます。
下記でひとつずつ解説しますね。
インターオペラビリティの実現化
直訳すると「相互運用性」。異なる別々のブロックチェーン同士をつなぎ合わせて、相互に運用することができるということです。
というのも、今までのブロックチェーンではこういった技術がなかったんですよね。
なので、例えばビットコインをイーサリアムに変換しようとすると、取引所を経由する必要が出てきます。
その取引所には当然「管理者」がいるので、こういった場所にコインが集中するということは、WEB3.0の「非中央集権(分散型WEB)」の考え方に反してしまうことになりますね。
せっかくビットコインやイーサリアムそれ自体が「分散性」を持っていても、それらをつなぐシステムの方が中央集権的では意味がない…。
ですが、ここにポルカドットを挟むことで、そういった異なる様々なブロックチェーン同士を取引所を介さずにつなぐことができます。
これこそが「インターオペラビリティの実現化」であり、WEB3.0が目指す分散型の世界ということです。
そういう意味では、ポルカドットは、国と国とをつなぐ空港のようなイメージを持ってもらえるといいかもしれないですね。
スケーラビリティ問題の解決
ブロックチェーンにユーザーが集中し過ぎて、様々な処理が遅れたりしてしまう問題のことです。ユーザーが集中すると、トランザクションの検証に時間がかかるために、こういった問題が起こってしまいます。
このスケーラビリティ問題を解決できるのもポルカドットの特徴の一つです。
ポルカドットには「パラチェーン」と呼ばれる、並列化したブロックチェーンがトランザクションを並行処理する機能があります。
これによる処理速度の向上により、ユーザーの過度な集中アクセスをさばくことが可能となったわけですね。
狭い通路に人が群がると詰まってしまいますが、その通路を2本、3本と増やしてあげれば、混雑は解消されるのと同じようなものです。
パラチェーンの間で通信が可能になった
ポルカドットに接続されている、独立した個々のブロックチェーンのこと。
ポルカドットは2022年5月のアップグレードにより、上記のパラチェーンの間での直接通信が可能となりました。
これはXCM(Cross Chain Message)と呼ばれ、仮想通貨、NFT、スマートコントラクト、dAppsなど、あらゆる分野での通信ができるようになります。
ポルカドットというハブを通すことにより仮想通貨のやりとりだけでなく、今後、DeFiやGameFiなどの利用へと拡大していく見通しです。
サブストレートの一般提供
ブロックチェーンの開発ツールのことです。
ポルカドットでは、このサブストレートを一般提供しています。
これを使うことにより、誰でもポルカドットと交流可能なブロックチェーンを開発することができるようになりました。
今後、優れた技術を持つプログラマーや、奇抜なアイディアを持ったブロックチェーンの登場があるかもしれませんね。
高いセキュリティ性を実現
従来までのブロックチェーンでは、その内部にセキュリティ対策として多大なリソースを割かなければならない状態でした。
セキュリティをおろそかにしてしまうと、外部からの攻撃を許してしまうリスクがあるため対策は必須なので、ここは仕方なしです。
そういった問題を解決するために、ポルカドットではプールドセキュリティという仕組みを採用しています。
これは、ポルカドットであらかじめ用意してあるセキュリティを、接続先のブロックチェーンも利用できるということですね。
これにより個々のブロックチェーンでセキュリティ対策に多大なリソースを割かずとも、ポルカドットのセキュリティを享受できるようになったということです。
ポルカドット(Polkadot)の価格推移


仮想通貨ポルカドットの過去から現在にかけての価格推移を確認しておきましょう。
ポルカドットの過去から現在までの価格推移


上記は、仮想通貨ポルカドットの全期間のチャートです。
初期の頃は400〜500円台で推移しています。その後、2021年4月5月や2021年11月に5,000円台〜6,000円台を記録しているのがおわかりいただけると思います。
ポルカドットの価格高騰の要因は以下の2点だと言われています。
- Binanceが設立したファンドによる、ポルカドットへのエコシステム面でのサポート
- ポルカドット初のパラチェーンのオークション開催
その後、仮想通貨界の全体的な下火により価格が下落。2022年12月現在は1DOT=600円ほどに落ち着いています。
ポルカドットの将来の価格予想
ポルカドットの将来の価格に関しては、ポジティブな予想が出ています。
3つのサイトでチェックした結果が以下の通り。
BITCOIN WISDOMの予想
- 2022年:6.49ドル
- 2025年:19.47ドル
- 2030年:43.57ドル
TechNewsLeaderの予想
- 2022年:5.05〜5.74ドル
- 2025年:16.00〜19.56ドル
- 2030年:88.69〜109.31ドル
PricePredictionの予想
- 2022年:4.83ドル
- 2025年:13.98ドル
- 2030年:102.68ドル
これらのサイトの価格予想をまとめると、ポルカドットは数年以内だと約3倍、2030年頃までには7〜40倍くらいまで上昇すると見られているようですね。
10年先まで見通して投資できるなら、ポルカドットの現在の価格は破格に安いので、買っておいても良さそうですね。
ポルカドット(Polkadot)の将来性





ポルカドットには、将来性はあるのかな?
仮想通貨ポルカドットには将来性はあると思います。
理由は下記の通り。
- ポルカドットの将来性の根拠
- エコシステム(生態系)の拡張
- ポルカドットでのプロジェクトの増加
- ステーキングサービスの導入
一つずつ解説しますね。
エコシステム(生態系)の拡張
ポルカドットでは、パラチェーンオークションというものが行われています。
ポルカドットのネットワークに繋がるブロックチェーンを、オークション形式で決めていく方法のことです。
このパラチェーンオークションは2021年に開始されており、5つのブロックチェーンがポルカドットに接続されました。
- ポルカドットに接続したチェーン
- アカラ
- ムーンビーム
- アスター
- パラレルファイナンス
- クローバー
上記の5つの中でも特に注目なのが、3つ目の「アスター(Astar Network)」です。
このアスターは、日本人が中心となって進められている日本発のプロジェクトで、僕も仮想通貨アスターを購入し応援しています。
このブログでもアスターの特徴を記事にまとめているので、詳しく知りたい方はご覧ください。


ポルカドットでのプロジェクトの増加
ポルカドットでは、数多くのプロジェクトが進行しています。
- ポルカドットのプロジェクト
- Acala:分散型のステーブルコインを発行するプロジェクト
- Edgeware:ポルカドットでのスマートコントラクト機能の開発
- Energy Web:低炭素の電力システムを構築し、オープンソースでの分散型技術の開発
- Interlay:ポルカドット上でのビットコインのトークン化プロジェクト
- Moonbeam:イーサリアムとの互換性を目指したスマートコントラクトプラットフォームの開発
こういった様々なプロジェクトが実を結べば、それらが評価されポルカドットの価格上昇へと転化します。
また、ポルカドット自体も他のブロックチェーンと結びつくことで色々なメリットを享受できるので、まさに一石二鳥ですね。
ステーキングサービスの導入
仮想通貨を預けて、その分の利子をもらう仕組みのこと。イメージ的には定期預金のようなものと考えてOKです。
ポルカドットはステーキングサービスを導入しています。
仮想通貨ポルカドットを購入し、それを取引所などに預けることで年利数%の利子を受け取ることが可能です。
ステーキングにより、仮想通貨それ自体の将来における価格上昇の他にも利子をもらえるなら一石二鳥ということになりますよね。
- ステーキングサービスには暴落を防ぐ役割もある
ポルカドットは発行枚数のうち、半分近くがステーキングされている状態にあります。このため、突然の暴落が起こりにくく、仮想通貨の値動きも将来的に安定して上昇してと見込まれています。
ステーキングサービスを実施している仮想通貨は他にもあるので、価格上昇や暴落防止に期待して、積極的に買っていきたい通貨ですね。
ポルカドット(Polkadot)が購入できる取引所


仮想通貨ポルカドットを購入するには、仮想通貨の取引所で口座開設しなくてはいけません。
- コインチェック
- ビットフライヤー
- DMM Bitcoin
- GMOコイン
- BITPOINT
- bitbank
- SBI VCトレード
国内の取引所であれば、ポルカドットはだいたいどこでも扱っています。
また、上記以外の海外の仮想通貨取引所でもポルカドットを購入することは可能です。
しかし、海外の取引所はトラブルが起こった際に資金が取り戻せないなどのトラブルも見受けられるので、日本の金融庁が認可した日本の取引所を利用することを強くオススメします。
僕自身、海外の取引所は一切利用していません。何か問題が起こった際に海外取引所だと対処できる自信がないので、仮想通貨の購入は国内の取引所のみにしています。
ポルカドット(Polkadot)まとめ


最後に仮想通貨ポルカドットについてまとめておきます。
- ポルカドット(Polkadot)のまとめ
- ポルカドットはWEB3.0の実現化を目指すプロジェクト
- 異なるブロックチェーンを結びつけることができる
- ポルカドットの価格は現在のところ637円(2022年12月)
- 10年後には7〜40倍まで価格が上昇すると予測されている
- 様々なプロジェクトが進行中である
- 仮想通貨ポルカドットは国内のほとんどの取引所で扱っている
ポルカドットは時価総額ランキングも上位で、将来性もとても高いコインです。
価格の安い今のうちに手に入れたい方は、上記の国内取引所で口座開設して購入しましょう。