
「学校の授業はわかり辛いし、独学も集中できないし、どれだけ勉強しても成績は上がらない…。予備校や塾に通うお金や時間はないし…。なんかいい解決策はないかな?」
こんな悩みを抱えている受験生は全国に何十万人といると思います。
僕もその内の一人でした。
参考書や問題集を何周やっても成績は伸びないし、だからと言って予備校や塾に通うお金や時間もないし…。
完全に詰み状態です。
そんな時にYouTubeでたまたまスタディサプリの広告が流れてきて、何気なくクリック。
なかなか良さげだし、とにかく安い!(月2,178円)
まあ別に期待はしてませんでしたが、この値段ならハズレでもいいかなくらいで、とりあえず2週間の無料体験期間だけでもやってみることに。
いやいやいや、めっちゃいいじゃんコレ!!
スマホだけで済むからいつでもどこでも授業を視聴できるし、倍速機能つきだから素早く講座を消化できるし、英語とか古文・漢文とか並みの参考書よりクオリティ高いんだが!
これ知らなかったのは痛すぎる!
- この記事ではスタディサプリの感想とか上手な使い方とかを解説します
YouTubeの広告で偶然見つけ、特に期待もせずに始めましたが、結局まる一年継続したスタディサプリ。
全員がハマるとは思いませんが、大学受験がシンドイ人は一度は使ってみるべきだと思います。
でもどんなアプリかわからないものには手を出しにくいですよね。
そこでこの記事ではスタディサプリをやって感じたこと・上手な使い方などをまとめて、まだスタサプを知らない人や使ったことのない人に向けて感想を書いていこうと思います。
- どうしてスタディサプリをおすすめするのか?
学校の授業は先生によって当たりハズレがあるし、独学にも向き不向きがあります。
ですがスタディサプリは、
- 一流の講師陣を揃えている
- 授業動画を繰り返し視聴できる
- いつでもどこでもスマホ一つで勉強できる
- 倍速機能もついている
- 自分のペースで勉強できる
とかなりのハイスペックアプリです。
最悪、肌に合わなければすぐに解約もできます。
お値段も月々2,000円程と手頃だし、受験勉強に行き詰まりを感じているなら突破口になると断言します。
この記事では具体的に、
- スタディサプリってこんなアプリ
- 実際にスタサプを1年使った実体験や感想
- 各科目のスタサプ 併用型のオススメ勉強法
などをお話ししていきます。
- 学校の授業や独学がキツイ方
- 予備校や塾抜きで浪人中の方
- 社会人の大学再受験生の方
- スタディサプリを検討中の方
こういった方々にお読みいただけると参考になる情報が見つかると思います。
それではさっそく本題に入りましょう!
この記事はかなりの長文になりますのでブックマークすることを推奨します。
お読みの際は、下にある目次から必要な情報へジャンプしてください。
- 僕のスタディサプリの視聴実績
- 英語
- 数学1A2B
- 国語(現代文・古文・漢文)
- 理科(生物・化学)
- 社会(倫理・政経)
- これらの科目のベーシックレベル、スタンダードレベルの動画を2〜4周視聴。
- 英語、数学、理科はハイレベルまで視聴(こちらは1〜2周)。
- 使用期間は丸1年ほど。
スタディサプリを簡単に紹介します
予備知識のない人向けに、軽くスタディサプリについて解説します。
知ってる人は飛ばしてください。
スタディサプリ大学受験講座とは?


簡単にまとめると、
スマホアプリやパソコンで見ることのできる大学受験用の授業動画サービスのことです。
対象となる教科・科目は?
下は小学低学年、上は大学受験生まで、全学年の全科目が対象です。
また、すべての科目がそうというわけではありませんが、
- ベーシック
- スタンダード
- ハイレベル
- トップレベル
この4つに分かれており、自分に合ったレベルを選択することができます。
さらに、
- 英語なら、英文法・英文解釈
- 数学なら、1A・2B・3
- 化学なら、理論・無機・有機
など教科によっては細かく講座が分割されています。




対象となる学年や年齢は?
小学生・中学生・高校生・大学受験生・浪人生と、すべての学年の学生が対象です。
もちろん社会人の大学再受験生や、一般教養を身に付けたい方の利用も可能です。
どんなコースがあるの?
スタディサプリには3つのコースが存在します。
- ベーシックコース
- 合格特訓コース
- 個別指導コース
この記事はあくまでもスタサプ の授業の感想がメインテーマですので、コースの取捨については触れません。
が、個人的にはベーシックコースのみで十分だと思います。
合格特訓コースや個別指導コースだと値段が上がってしまうのと、専任のサポーターがつくのですが、それだと予備校や塾と大差ありません。
スマホ一つでいつでもどこでも神授業が受けられることがスタサプの売りなので、この2コースについては必要だと思う方だけお好みでどうぞ。
お値段は?


スタディサプリは有料サービスで、月払いだと月額2,178円(税込)になります。
上記の図にあるように一括払いの方が安く済みますね。
ただ返金にはいくつか条件があるので申し込む際には確認が必要です。


上記の図のように、返金が可能なのはベーシックコースのクレカ決済とコンビニ決済の場合のみです。
また、スタディサプリで用意されている14日間の無料体験キャンペーンはクレジットカード決済のみ適用されるので、支払いはクレジットカードで済ますのが一番無難ですね。
14日間の無料体験があるので、一度試してから決めてください


スタディサプリには14日間の無料体験期間が設けられています。
この期間内であれば、いくらアプリを使っても一切料金は取られません。
スタサプが使えないアプリだと判断したなら、この期間内に解約すればOKです。
ですので、この期間を利用して一度試してみることをオススメします。
無料体験期間を2週間から1ヶ月に延長するには、上記のリンクより公式ホームページに飛び、ベーシックコース申し込み時に【MSZ56S】というコードを入力すればOKです。(2022/3/1〜2022/5/16まで)
スタディサプリのメリット・デメリット


どんなサービスにもメリット・デメリットは存在します。
ここでは僕が感じたスタディサプリのメリットとデメリットについて触れていきます。
スタサプのメリット
- 勉強へ向かうハードルは確実に下がる
- やる気が出ない時でもスタサプを眺めるだけなら結構やれる
- スマホアプリなので時間も場所も問わず勉強できる(お風呂でも布団の中でも)
- 塾や予備校に比べて破格に安上がり(月々2,178円)
- スタサプ生だという一体感が持てる(宅浪生・社会人受験生は孤独になりがちなので重要!)
- 科目にもよりけりだけど、講師の質は良い!
- レベル別になっているので、どのレベルの生徒でも始められる
- 視聴スピードを上げ下げできる(2倍速で勉強が進められる!)
- 同じ授業を何度も繰り返し見ることができる
- 慣れるとYouTube感覚で授業を受けることができる
- コロナ禍で大学側もリモート化が進んでいるので、今のうちに慣らすことができる
スタサプのデメリット
- 誰にも監視されないのでサボろうと思えばサボれる
- わからないところがあっても画面の先生は答えてくれない(当たり前)
- 宅浪生・社会人受験生だと質問できる人がいないので、わかるまで視聴!みたいなゴリ押しになる
- サブスクリプションサービス(月額課金制)なので使ってなくても料金を取られる(使わなくなったら解約しようね)
- 別売りのテキストが値段に見合ってない(あくまでも授業用のテキストであって、買うなら市販の参考書の方が良い)
- 確実に演習不足になる!絶対に他の問題集は必要!
スタディサプリの総評
上記のメリット・デメリットを踏まえた結論。
月々2,178円という値段を考えると、非常にコスパはいいアプリだと思います。
- レベル別になっている
- スピード調整できる
- 繰り返し視聴できる
- 講師は全員プロを揃えている
- スマホでいつでもどこでも勉強できる
上記のように、授業面でも使い勝手やクオリティは問題なし。
ただし、このアプリだけで共通テスト・二次試験に挑むのは無謀です!
あくまでも受験勉強の補助的な役割として使うのが正解なアプリなのかなと思います。
メインの勉強にはやはり、青チャートとか速読英単語とか赤本とかを使わないとダメですね。
向き不向きをまとめると、
- こういった人に向いているアプリ
- 自習・独学ができない人
- 宅浪生・社会人受験生で予備校に通うお金や時間がない人
- 一人孤独に受験勉強に取り組んでいる人
- 誰か先生なり講師なりの説明が必要な人
- 周りにまともな受験仲間が全くいない人
- こういった人には不要なアプリ
- 進学校に通う高校生
- 塾・予備校に通っている人
- 自分できちんと勉強できる人
- 受験環境(学校の先生や受験仲間)に恵まれている人
こういった感じですね。
受験に行き詰まっている人、お金がなくて受験サービス(塾・予備校・家庭教師・Z会など)に投資できない人、受験環境に恵まれていない人には間違いなくオススメできます。
これとは逆に、進学校に通っている人、自分できちんと参考書・問題集で受験勉強を進めることができる人にはあまりオススメしません。
気になるなら無料期間だけ試してみてもいいですが、おそらく意味をなさないかと。
当たり前の話ですが、スタサプはやれば必ず成績が上がる魔法のアプリではありません。
日々の勉強の助けとして、受験アプリという選択肢があるだけです。
そのへんは塾や予備校も同じはず。
〇〇予備校東大合格コースに通えば必ず東大に合格できるわけではないのと同様です。
スタサプはあくまでも受験勉強を補助してくれるサービスなので、そこは注意してください。
スタディサプリ各科目の感想とオススメの使い方


ちなみに僕がスタサプで視聴した科目は以下の通りです。
- 国語(現代文・古文・漢文)
- 数学(1A・2B)
- 理科(生物・化学)
- 社会(倫理・政経)
- 英語(英文法・英文解釈)
現代文
現代文は、文章の捉え方が授業の中心になっています。
文章の骨子をつかんで理解する訓練をひたすら積む感じですね。
文中からキーワードを拾い、そのキーワードの相手役・敵役(これ頻繁に出てくるフレーズです)を探し出し、骨格ベースで文章を紐解いていく授業になります。
文章は、センター試験の過去問含め様々なものが出題されていますね。
感想としては、こういう読み方を知らなかった人には刺さる授業という感じです。
現代文特有の読み方を知っている人はアプリを視聴するより問題集や過去問をやった方がいいし、この手の読み方を知らなかった人は、理解できるまで視聴した方がいいかなと思います。
じゃないと、いくら過去問演習をやっても何も得るものがないという不毛な時間を過ごすことになりかねないので…。
現代文が得意な人は2倍速とかで一周は見ておくべきだけど、2、3周やるくらいなら他の参考書・問題集に進んだ方が勉強になりますね。
逆に現代文が苦手な人はスタサプを何周か視聴して、現代文特有の読み方・解き方を理解した上で問題演習に進む。
こういった使い方がオススメです。
古文
古文は大きく分けて、
- 古文文法
- 古文読解
の2つに分かれています。
古文文法の方は一般的な参考書なんかとそう大差ないかなという印象ですね。
古文の文法はとっつきにくいので、講師の説明があった方がいいという人にとってはアリ。
逆に普通の参考書を使って問題なく理解できる人なら必要ないかもしれません。
ただし! 古文読解の方は絶対に受講することをオススメします!
古文読解は実際の入試問題をベースにした授業になるのですが、
- 解く順番
- チェックする箇所
- その解答を選んだ根拠
このあたりを講師の方と一緒に見ていく流れになっており、これは一見の価値ありです!
言うなれば古文のプロの目線をそのまま追って見ていけるようなものなので。
古文読解は受講する・しないで試験の結果が大きく変わるんじゃないかなとまで言い切ります。
あと、古文単語・古文常識の方は別に対策が必要です。
特に古文単語は先に暗記を済ませておかないと古文読解がスムーズに進まないので最優先で取り組んだ方がいいかと。
スタサプ古文には古文単語の暗記講座とかはないので、ここは市販の単語帳を使ってください。
古文常識の方はスタサプ内でも触れていますが、もしかしたらきちんとした参考書を1冊持ってた方がいいかもしれないですね。
順番的には、こんなイメージで進めるといいと思います。
- 古文単語の暗記
- スタサプか市販の参考書で古文文法の学習
- スタサプの古文読解講座(←絶対受講すること!)
- 古文常識(スタサプor参考書)
漢文
漢文も古文と似た構成なのですが、大まかに、
- 漢文の基礎
- 句法の確認
- 漢文読解
この3つに分けることができます。
漢文も絶対的に視聴の価値アリです!
漢文なんて「漢文ヤマのヤマ」だけやってれば楽勝!と思っている人は多いでしょう。
僕もそうでした。
もちろんそれで得点が取れるなら問題ないのですが、ポロポロ取りこぼす人や、漢文が漢字の群れにしか見えない人は漢文の基礎が欠けてますね。
「漢文ヤマのヤマ」は句法に特化した参考書で、漢文の基礎にはあまり触れていません。
スタサプ漢文をやるとわかりますが、句法の暗記以前に、
- 文章を読む順番
- 主語・動詞・形容詞・副詞などの読み分け
これらが本当に大切なんだと実感します。
句法を暗記しても点数が伸びない人、漢文の文章が漢字の羅列にしか見えなくて鬱になる人は、たぶんこの基礎知識が欠けているんだと思います。
もし自分に当てはまる症状だと感じるなら、スタサプの漢文講座を視聴してみてください。
1発で解決します。
あとは、古文と同じく講師目線で実際の入試問題を解きながらの解説があり、こちらももちろん必見の内容。
これらを数周視聴して、問題集や過去問で演習を積めばOKです。
漢文に出てくる漢字やその意味はスタサプ漢文の中でも扱っているし、数もそんなにないので別に対策を立てる必要はないですね。
「漢文ヤマのヤマ」は句法の復習・漢字の確認用に持っていていいとは思います。
数学1A
数学1Aは単元ごとに基本的な問題を選んで、講師の方が解説していく流れになっています。
解説は詳しくていいのですが、解法暗記が主流の受験数学においては完全に量が不足しています。
スタサプ数学だけで受験に挑むのは無謀以外のなにものでもありません。
やはりチャート式やフォーカスゴールドなどの解法暗記本は避けて通れないかと思います。
じゃあスタサプ数学はやる意味はないのか?
いいえ、あります!
スタサプ数学は、解答を作る流れを学ぶのに使うのが正しい使い方ですね。
青チャートなどで解法暗記が完了しても、その問題が試験本番でそのまま出るわけではありません。
解法暗記はあくまでも解法の引き出しの数を増やす目的で勉強するのであって、暗記が済んだ後で解答を作る訓練を積む必要があります。
その際に、どういった流れで解答を作っていけばいいのかをチェックするのにスタサプ数学は役立ちます。
プロの数学講師の解答の作り方を一目見ておくだけでもかなりの違いを感じますね。
また、共通テストの数学1Aはクセが非常に強いので、これとは別に対策が必須になります。
間違ってもスタサプ数学だけで本番に挑まないようにしてくださいね。
順番的には、下記のスケジュールがオススメ!
- チャート式で解法暗記
- スタサプ数学1Aを1、2周視聴
- 「大学への数学」などで問題演習を積む
- 共通テスト対策・二次試験対策
数学2B
数学2Bも1A同様に講師による解説中心の講座になります。
量不足な点や、勉強のやり方、勉強のやる順番は1Aと同じでOKです。
違いがあるとすれば、共通テスト対策。
共通テストの数学2Bは、1Aほど小うるさい内容ではないので、こちらの方がむしろスムーズに進むかと思います。
順番も数学1Aと一緒でOKです!
- チャート式やフォーカスゴールドで解法暗記
- スタサプ2Bを1、2周視聴
- 「大学への数学」などで問題演習を積む
- 共通テスト対策、二次試験対策
単純に解法暗記と、本番対策の間にスタサプを挟めばいいだけですね。
ちなみに、数学は完成までにかなりの時間を要する科目なので、早めに手をつける必要があります。
具体的には【数学】青チャートはいつから始めて、いつまでに終わらせるのが最適か?にて解説しているので参考にしてみてください。
生物
生物は黒板に図や絵やグラフなどがまとめてあり、それを見ながら講師の方が解説していくのを視聴していく流れです。
授業としてはまぁオーソドックスですね。
学校や塾とそう変わらないかと思います。
ただ生物は分量が多いのと、暗記しなければならない用語も多い科目です。
それゆえに、授業を倍速で視聴できるスタディサプリは重宝しますね。
単純に学校の先生の授業を2倍の早さで終わらせることができるので。
生物初学者は、
- スタディサプリを繰り返し視聴。
- 並行する形で田部先生の「合格77講」を読んで基礎固め
- 問題演習、過去問
という流れが理想かと。
分量が多いので毎日少しずつでいいので、早めに手をつけることをオススメします。
化学
スタディサプリの化学は僕が個人的に苦手科目だということもあるのですが、それを差し引いても初心者にはとっつきにくい印象でした。
正直言って、スタサプ化学は中級者以上向けですね。
化学初心者はもっと基礎的なところから入らないと普通に詰みます。
僕は、岡野雅司先生の「化学が初歩からしっかり身につく」シリーズ(全3冊)を繰り返し読みながら、同時進行でスタサプ化学を視聴していました。
また、化学反応式なんかがたくさん載っている暗記用のハンドブックを買って、ゴリゴリ丸暗記もやり込みました。
最初こそ何から何までイミフでしたが、暗記事項が増えてくると徐々に理解できるようになり、スタサプ化学の効果も実感できるようになりましたね。
なので、初心者向きではないものの全くダメダメというわけでもありません。
化学が得意な方にはハマるのでしょう。
ですが、化学が苦手な方や化学初学者には全くオススメできません。
あくまでも使えそうなら使う、ダメそうなら他の参考書なり問題集なりをあたる、くらい気軽に構えていたほうがいいと思います。
勉強の順番的には、こんな感じでした。
- 岡野先生の「化学が初歩からしっかり身につく」シリーズを通読する
- 暗記用ハンドブックで反応式などをゴリゴリ暗記
- スタディサプリ化学
- 問題演習(重要問題集・新研究など)、過去問
ぶっちゃけると、化学はそこまでスタサプは使いませんでした。
このへんは相性的な部分もあるので、試してみて良さげなら使ってください。
個人的にはスタサプ化学は、「ゴリゴリの超初心者向け講座」と「ひたすら入試問題演習&解説講座」にしてもらえた方がわかりやすかったかなと思います。
倫理
倫理はアプリ内で表示されているテキストを見ながら講師の解説を聞いていく流れになります。
講師は「伊藤賀一」先生という、とにかく明るいエネルギーのある方です。
僕の偏見かもしれませんが、社会科の先生は一般的にローテンションな方が多い印象なので「明るい元気な社会科」という感じで聞いていて気持ちがいいですね。
授業自体はオーソドックスなのですが、ちょっとした小話が非常に多くて楽しめます。
ラジオ感覚というか「耳で受けられる授業」といった感覚です。
ちなみに、社会だけでなく他の科目もそうなのですが別売りのテキストは購入する必要はないかと思います。
どうしても欲しいなら買ってもいいのですが、スタサプのテキストを買うなら一般の参考書でいいかなと。
勉強の順番はシンプルにこれだけでした。
- 参考書(「0からはじめて100まで狙える」など)通読
- 同時にスタサプ倫理を視聴
- 過去問演習
政治経済
政経も倫理同様、元気印の「伊藤賀一」先生が担当です。
感想も倫理と同様なので割愛します。
ただ注意というか僕の失敗談なのですが、賀一先生はとても楽しい方なのでついつい視聴時間が増えてしまいます。
社会が受験のメイン科目だという人はいいのですが、理系の受験生で社会は共通テストのみ+傾斜配点とかで点数が圧縮されるような人はやり過ぎないようにしてください。
つい苦手科目を放置して、楽しいスタサプ社会ばかり視聴してしまうとかありがちだと思うので一言注意喚起でした。
勉強の順番も倫理同様です。
- 参考書(「0からはじめて100まで狙える」など)通読
- スタサプ政治経済を視聴
- 過去問演習
英語(英文法・英文解釈)
最後が英語ですね。
まぁ有名なのでスタディサプリを知らない人でも名前や顔は知ってるかもしれません。
スタサプの顔で、「神授業」と言われているほどのハイクオリティな授業を展開する「関正生」(せきまさお)先生が担当です。
この人の担当の英語講座を受けるためだけに月2,000円払い続けてもいいというくらいスゴイ先生です。
もうね、ホント凄いから。
何がスゴイって、今までの英語学習が根底からひっくり返るくらいスゴイから!
今までの中学・高校時代の英語の授業時間や、雑多な英語文法書・英文解釈本に使った全ての時間を返して欲しいですね。
その時間の100分の1でいいから関先生の授業受けて、関先生の著書で勉強してたらもっと英語できたよホントに。
関先生は英文法と英文解釈が担当で、スタサプを使う人はもれなく全員視聴した方がいい必見講座です。
スタサプに申し込んで、最初に何を見たらいいかわからないなら関先生の授業を見てください。
英文法
英文法は一般的にとっつきにくい分野だと思います。
暗記事項は多いし、似たような熟語とか多いし、勉強していて楽しいものではありません。
ですが関先生の英文法講座は「どうしてそうなるのか」をきちんと噛み砕いて説明してくれるのでものすごく頭に残ります。
英語圏の人のものの考え方とか、英語の歴史とか、宗教的な背景とか、その辺を絡めて解説してくれるので一見回りくどいような説明なんですが、記憶には妙に残るんですよね。
一年以上前に視聴した(それこそ無料体験期間中に)英語入門みたいな講座の「グッドモーニングはお祈り」とかいまだに覚えてますもん。
ネタバレになるのであまり言えませんが、「進行形の5秒ルール」とか「couldを見たら仮定法」とか英語のルールをシンプルにした形で提示してくれるところもわかりやすかったです。
考えてみれば英語の勉強なのに「メガフェプス」とかおかしいですもんね、アメリカ人絶対会話中にそんなこと考えてないし。
暗記に頼ってる時点で英語の語学としての本質からズレてることに気がつけたのも関先生のおかげですね。
また英文法の各単元も普通の先生がいいがちな「これテストに出るから覚えろよー」とかだけでは絶対に済ませません。
- 試験に出るところ・出ないところを明言しきる(膨大なリサーチ力と、言い切る自信がスゴイ)
- 覚え方を黒板に図示してパターン化してくれる
- 講義中に覚えるべきところを何回も繰り返し暗唱して、こっちの耳に焼き付ける
このくらい徹底的にやり込んでくださいます。
- 英文法は丸暗記するより、理解して自然に使えるようにすべき
僕は英文法はずっと「Next Stage-ネクステージ」で丸暗記派でした。
ですがこのやり方だといかにも大学受験っぽいというか(大学受験だから別にいいんだけど)英語は語学なのに丸暗記中心になってしまって、実践的じゃないという違和感はずっと持ってました。
ちょっと考えてみてほしいのですが、あなたが日本語を話してるときに、「あれ?猫って1個だっけ?1本だっけ?1匹だっけ?1杯だっけ?」とはならないですよね?
普通に母国語として日本語を操る人なら、1匹だとわかります。
猫を数える単位を”暗記”している時点でおかしいのです。
日本人が小学・中学・高校・大学と10年以上英語の勉強をしているのにまともに喋れないのは、こういった部分も関係ある気がします。
やはり語学なので、受験用にゴリゴリ丸暗記ではなく、きちんと理解し音読して身につけるやり方の方が正しいですよね。
- 英文法はスタサプと関先生の著書で固める
ネクステージや他の英文法の参考書を否定はしませんが、正直丸暗記キツイし効率悪いなと思っている受験生は関先生の授業や参考書にシフトしてみるとスムーズに勉強が進むかもしれません。
少なくともちゃんと英語の勉強をしているという実感は得られます。
丸暗記式だと英会話の時に単語がスラスラ出てこないし、テストの時も熟語の前置詞とかが「あれ?withだっけ?atだっけ?」みたいな事故が起こりがちです。
ですが関先生のスタサプ英文法講座を見ておけば、前置詞の由来などもみっちりやるので迷いがなくなります。
関先生は参考書も大量に出しているので(有名どころだとポラリスなど)、スタサプで英文法学習をやるなら関先生の著書で揃えた方がシナジーは高いです。
ネクステージでの丸暗記が無味乾燥で辛いという人は試してみる価値はあると思います。
英文法の勉強はシンプルにこれだけ。
- スタサプ英文法を視聴
- 関先生の著書「ポラリスシリーズ」で確認&復習
これだけですが、とにかくしつこく音読と復習することが大事です。
特に音読は超重要で、口と耳を使って英語を体に覚え込ませていってください。
テスト時とか笑っちゃうくらいスラスラ答案用紙埋まるので。
英文解釈
英文解釈も文法同様、関先生が担当です。
こちらの方は英文法に比べて、講義数などのボリュームは少なめでした。
ですが中身はちゃんと有益なので大丈夫!
最初の文型の話とか、普通に受験勉強やってたらまず知り得ない内容ですね。
- SV
- SVC
- SVO
- SVOO
- SVOC
この5つの型を瞬時に判別する方法とか、型によってはV(動詞)の意味は1通りでOKとか、知ってるか知らないかで大きく差がつきそうな話が満載でした。
他にも「仮定法」や「比較」の単元などは思わずうなるような解説で、英文法と合わせてこちらも必見の講座ですね。
あと余談になりますが、関先生はしゃべりが早いのと「英語」という科目の特性上、2倍速設定だと聞き取れない箇所が出てくると思うので、聞いていてもしそうなったら1.5倍速や1.75倍速に落とすことを勧めます。
無理して2倍速で聞いても頭に入らなければ意味がないので。
英文解釈の勉強法も英文法と同様の形になります。
- スタサプ英文法講座を視聴
- 長文読解演習
長文演習は関先生の出されている参考書を使うとシナジー効果を得られるという点も英文法同様です。
現役・浪人問わず、受験生なら一度はスタサプを試してみるべし!


試してみるべし!というよりかは、やっとかないと普通に損するかもしれないレベルのアプリですね。
大学受験に挑む上で「これ知らなかったらそれは差つくだろ」というレベルの情報があっちこっちに散らばっているからです。
ですのでスタサプを使ったことのない人や、今ちょっとでも迷っている人は無料体験期間だけでもいいのですぐに申し込んで、関先生の英文法・英文解釈だけでもいいので何本か講義を見てみてください。
絶対に後悔はしないので。
- 今だけ無料体験期間が14日間から1ヶ月の延長中です!


この期間内であれば1円もかからないので、1ヶ月フルに使ってせめて英語だけでも神授業を体験してください。
無料体験期間を延長するには下記のURLより公式ホームページに飛び、ベーシックコースを選択後、【MSZ56S】と入力すればOKです。
※2022年5月16日までなのでくれぐれもお早めに。